ICL基礎知識

最新ICLレンズとは?「EVO+」や「プレミアムICL」をわかりやすく解説

視力矯正の新しい選択肢として注目されている「ICL(眼内コンタクトレンズ)」は、レーシックに代わる安全性の高い治療法として人気が高まっています。

中でも、進化した「EVO+」や「プレミアムICL」など最新モデルが登場し、見え方や快適性がさらに向上しているのをご存知ですか?

本記事では、ICLの基本から最新レンズの特徴までをわかりやすく解説します。自分に合った視力矯正を検討している方や、従来のICLとの違いが気になる方はぜひ参考にしてください。

従来のICLと最新レンズ技術の進化

旧世代のICLでは手術前にレーザーで虹彩に小さな穴を開ける処置(虹彩切開術)が必要でした。しかし2014年にレンズ中央に孔(小さな穴)の開いたタイプが登場し、虹彩へのレーザー処置が不要に。これにより手術が安全・簡便になり、患者の負担も軽減できるようになったのです。

そして、最新世代のICLではさらにレンズ設計が改良されました。特に2021年以降、レンズの光学部(実際に視界を担う部分)が拡大され、現在では夜間視力の向上ハロー・グレア現象(にじみやまぶしさ)の低減を実現しています。

最新のICLレンズの種類と特徴

以下で、最新のレンズ種類ごとの特徴をご紹介します。

EVO ICL(エボICL) – 中心孔ありのスタンダードモデル

EVO ICL(エボICL)は、アメリカSTAAR社製の代表的ICLレンズです。コラマー素材製で柔らかく眼に馴染みます。レンズ中央に直径0.36mmの小さな孔(KS-AquaPORT)が開いており、房水(目の中の液体)の流れを確保する設計です。このため旧型で必要だった虹彩へのレーザー穴あけが不要となり、安全性と手術の簡便さが向上しました。

従来モデルに比べて高い視力矯正精度を発揮し、強度近視(近視度数が大きい方)や乱視にも対応可能です。紫外線カット機能も備え、長期にわたりクリアな視界を得られるでしょう。

EVO+ ICL(エボプラスICL) – 夜間視力向上のプレミアムモデル

EVO+ ICL(エボプラスICL)は、EVO ICLを改良した最新モデルで、レンズの有効光学部径が従来より大きく(6.1mm)拡大されています。レンズ全体のサイズは同じまま、光学部(実際に光を通す中央部分)だけを広げる設計です。

光学部拡大により瞳孔が大きい方でもレンズからはみ出す光が減り、夜間の見え方がクリアなります。特に暗所で瞳孔径が大きくなる若い方でも、従来よりハロー・グレアの発生が抑えられることが期待できます。つまり、夜間の運転時に街灯や対向車のライトがにじみにくく、安全性が高まるのです。

EVO+も中心孔デザインのため、房水の循環が確保され眼圧上昇リスクを低減します。このおかげで術後の合併症(例えば術後の高眼圧や白内障発生)のリスクも抑えられるというのいが、大きなメリットです。

プレミアムICL – カスタムメイドの高機能レンズ(英製)

プレミアムICLは、イギリス製の新世代ICLレンズで、白内障手術用レンズにも使われるハイブリッド・ハイドロフィリックアクリル素材で作られています。患者一人ひとりの目の形状・度数に合わせてオーダーメイド作製されるカスタムレンズで、完成までに時間がかかるものの、精密にフィットするのです。

また、光学部径が6.6mmと非常に大きく設計されており、夜間のハロー・グレア発生リスクを抑える効果も期待できます。さらに、レンズ自体に白内障や緑内障の発生リスク低減機能が組み込まれており、術後の安全性にも配慮された画期的なICLです。表面加工技術により汚れやタンパク質が付きにくく、クリアで質の高い視界が得られる点も報告されています。

プレミアムICL Pro / Pro Max – 最大クラスの光学部径モデル(英製)

従来のプレミアムICLをさらに改良し、光学部のサイズを拡大した最新モデルがプレミアムICL Pro(6.8mm)とプレミアムICL Pro Max(7.0mm)です。現行のICLレンズの中で最大クラスの光学部径を備えており、瞳孔が特に大きい方でも、瞳孔がレンズよりはみ出す心配はほとんどありません。

また、単に自分の瞳に合ったサイズのレンズを選べるだけでなく、光学部が非常に広いため、暗い場所で瞳孔が大きく開いたときでもレンズ外からの迷光が入りにくく、ハローやグレアのリスクを最小限に抑えます。特に瞳孔径が大きい若年層の方にとって、7.0mmの光学部を持つレンズの登場で、夜間視力への不安が大きく軽減されます。

最新ICLレンズのメリットまとめ

従来より進化した最新ICLレンズなら、夜間の見え方や安全性がさらに向上し、より多くの人が快適な裸眼ライフを実現できます。

夜間視力がよりクリアに

EVO+やプレミアムICLは光学部が大きく改良され、暗い場所でもにじみが少なく、夜間の運転や星空観察も快適に。従来のICLやレーシックに比べ、鮮明さと安定した視力が魅力です。

安全性がさらに向上

中心孔デザインで眼内の圧力が自然に保たれ、余計な処置が不要に。素材や構造も改良され、白内障や緑内障リスクの低減が期待できます。厚生労働省にも安全性が認められた安心の矯正法です。

幅広い目に対応

強度近視や乱視、薄い角膜などにも適応しやすく、プレミアムICLでさらに適応範囲が拡大。目にぴったり合うレンズを作れるため、違和感が少なく快適です。

術後も快適で安心

最新レンズは光学デザインの改良により眩しさや視界のムラが減少し、日中屋外でも夜間でも快適な裸眼ライフを送れます。

最新レンズと実績で選ばれる先進会眼科

最新レンズと国内トップクラスの実績で選ばれる先進会眼科。東京・名古屋・大阪・福岡の全国5院でICL手術を提供し、2025年1月時点で累計27,000件以上の実績を誇ります。

選ばれるポイント


・症例数が豊富な医師が在籍
・最新の設備・機器が揃っている
・STAAR社公式パートナーで最新レンズを常備
・術後も手厚いサポートあり

先進海岸化では経験豊富なドクターが揃っており、ICL認定医を指導できる「ICLインストラクター資格」を持つ医師も2名在籍しているクリニックです。

さらに、20年以上術後感染ゼロという徹底した衛生管理、痛みに配慮した独自の麻酔法(点眼麻酔+前房内麻酔)など、患者への負担軽減にも力を入れています。患者の約22.5%が医療従事者という点も、信頼できます。

また、ICLメーカー「STAAR社」の公式パートナーであるため、最新モデルのレンズを常に完備。オーダー待ちの時間が少なく、スムーズな手術日程の調整が可能です。最新の検査機器や手術設備も整っており、一人ひとりに最適なレンズ選定・位置調整を行っています。

手術後のサポート体制も万全で、保証期間内の再手術保証無料の定期検診などのアフターケアが受けられるのも安心。

気になる方は、まずは無料の適応検査を予約してみませんか?

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