
ICL(眼内永久コンタクトレンズ・フェイキックIOL)って、手術後に視力低下する可能性はないの?手術の効果がなくなってしまうなら、高い料金を払う意味がないと感じてしまって・・
こんな疑問を解決します。
- 本記事の内容
- ICL手術後に視力低下する可能性
- 手術後に視力を低下させない方法
ICL手術後に視力低下する可能性について、レーシックと比較しながら解説します。
また、手術後に視力を低下させない方法を、ICL経験者の立場で紹介します。
ICLの効果は永久に持続する
結論からお伝えすると、ICL手術の効果は永久に持続します。
- ICLの効果は永久に持続する
- レーシックの効果は持続しない
まず、レーシックの方から解説していきます。
レーシックは削った角膜が元に戻る場合がある
レーシックは角膜をレーザーで削ることで視力を矯正する手術ですが、削った角膜が元の形状に戻る場合があります。
削った角膜が元の形状に戻る
→手術の効果が失われてしまう
これは、人間本来の機能として、元の状態に戻ろうとする「修復作用」が働くためです。
つまり人間の身体が、角膜が削られたのを「怪我や傷」と同様に捉えてしまい、元の角膜の形に治そうとしてしまうわけです。
実際に、レーシック手術後しばらくして視力が戻ってしまった、という方は多くいらっしゃいます↓
レーシック手術したのに視力下がったけん、コンタクトにするかメガネにするか悩んでる
— 篁みつき (@momoka_rindou) March 7, 2020
私もレーシックやったよ!楽だけど既に視力0.5まで落ちたよ!笑えん
— マザーゴリラ1y (@uhouho_mama) March 2, 2020
8年前にレーシックをしたのだけど、最近、また視力が下がったので、ICLを真剣に検討している( ¯•ω•¯ )#どこの病院がいいかな
— 侍@雑談⤴ (@kobayashi_tweet) February 26, 2020
私メガネ屋勤務なんですけども、メガネ屋だからレーシックをしても視力下がった人が来るのは当たり前なんですが、それでも年間結構なレーシックの民が訪れるんですよね……!
— 瑞谷藻緯 (@Moi_Mizutani) February 22, 2019
視力を維持できてる人は来ないので率としてはわからないんですが、ある程度はしょうがないのかもと。
※どの程度の期間で戻ってしまうかには個人差があり、数年かけて戻る人も入れば、なんと数ヶ月で戻ってしまう人もいます。全く戻らない人ももちろんいます。
ICLのレンズは永久的に機能する
一方でICLの場合、一度埋め込めんだレンズは永久的に機能します。
数年経ってレンズが劣化したり、度数が落ちるといったことがないので、途中でレンズを入れ替える必要も原則ありません。
ICLのレンズは永久的に機能する
→手術の効果が失われない
口コミでも、ICLで視力がキープできているという方がほとんどです↓
ICL手術を受けて1年半の経緯報告
— 吉藤オリィ@対孤独の研究者 (@origamicat) November 12, 2019
•視力2.0をキープ
•眼鏡歴24年だったので初めは違和感しかなかったが、今は眼鏡の生活を忘れてる
•光源を見ると光のリングが見えるが、もう慣れて脳が認識しなくなり気にならない
•初めあった異物感もほぼ全く無し
個人として今のところデメリットは見当たらない https://t.co/uEOTMRnU0G
フェイキックICLをやって3年ほどしたけど、視力は両目1.5をキープしております
— リットル@伺かアニバーサリー本部 (@999cc) September 21, 2018
裸眼で0.2以下だったのは3年前
— アルト (@galtkey) January 23, 2020
今は視力1.0以上キープ
ICL手術に70万以上かかったけどこの視力が手に入るなら安いもんよ
世界が見えるって美しい
眼科に来ました〜数年前に受けたICL手術の術後検査で久しぶりに。相変わらず視力落ちずに、1.5と1.2をキープ中:)
— AZUMIX (@azumivino) November 7, 2015
近視そのものが進行した場合、視力低下する可能性はある
ICLは「手術の効果は永久に持続する」と解説しましたが、実は「視力低下する可能性は0ではない」です。
なぜなら「近視そのものがさらに進行する」可能性はあるためです。
- ICL手術の効果は永久に持続する
- ただし、近視そのものが進行して、視力低下する可能性はある
ただし、ICLで一度近視を矯正しているので、そこから再び生活に支障が出るレベルまで近視が進行することは考えにくいです。
ICL手術を行っている眼科でも、同様の解説がなされています。
屈折矯正手術は検査時の屈折異常(近視、遠視、乱視)を治療するものですので、その後の近視の進行等を予防するものではありません。したがって、術後に近視が進めば再び視力は低下します。しかし、元の近視まで戻ることはあり得ません。
近視そのものの進行は、ICLとレーシックどちらにも言えることですので、まとめると以下の通りになります。
【ICLの視力低下リスク】
- 近視そのものが進行した場合のみ
→大幅に視力低下することはない
【レーシックの視力低下リスク】
- 近視そのものが進行した場合
→大幅に視力低下することはない - 角膜の形状が戻ってしまった場合
→大幅に視力低下する可能性がある
ICL手術後に視力低下させない方法3つ
それでは、ICL手術後に「近視そのものを進行させない」ためにはどうすればよいか、方法を5つご紹介します。
- 25歳以上になってから手術を受ける
- ブルーライトカット眼鏡をかける
- 同じものを長時間見続けない
①25歳以上になってから手術を受ける
25歳以上になって、近視の進行が完全に止まってからICL手術を受けることが、手術後に近視を進行させない一番重要な方法だと思います。
一般的に、20代前半までは近視が進行すると言われますので、私個人の意見としては、25歳未満の方は、ICL手術はまだ受けない方がよいのでは、と考えます。
②ブルーライトカット眼鏡をかける
PC作業が多い方は、ブルーライトカット眼鏡で目の負担を減らすことをおすすめします。
ちなみに私の場合、コンタクトの頃からブルーライトカット眼鏡は使用していて、ICL手術後も継続して使用しています。
③同じものを長時間見続けない
近視が進行する一番の原因は「同じものを長時間見続けることで、ピントを合わせる筋肉が衰えてしまう」ことにあります。
ですので、PCやスマホ使用時に、ふとしたタイミングで外の景色を見るようにしています。
どうしても視力が下がってしまった場合は最悪コンタクトに戻せる
万が一、視力が低下してしまった場合、ICLなら最悪コンタクトに戻すことができます。
(レーシックの場合、角膜が削られて平坦になっているために、コンタクトを使用できないケースも多く見られるのがデメリット。)
とはいえ上で解説したように、大幅に視力低下することはありえないので、多少低下した程度ではコンタクトの必要もないと考えられます。
まとめ:ICL手術後に視力が大きく低下する可能性は低い
まとめると以下の通りです。
【ICLの視力低下リスク】
- 視力低下する可能性は低い
- 大幅に視力低下することもない
【レーシックの視力低下リスク】
- 視力低下する可能性が高い
- 大幅に視力低下する可能性もある
【ICL手術後に視力を低下させない方法】
- 25歳以上になってから手術を受ける
- ブルーライトカット眼鏡をかける
- 同じものを長時間見続けない
ICL手術後に視力が大きく低下する可能性は低い、ということはお分かりいただけたと思いますが、術後の見え方についてさらに気になる方は、こちらの記事で私自身の手術の経過を解説しているので参考にしてください↓
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品川近視クリニックでのICL手術体験談・術後の視力について解説
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